約2年半の歳月をかけて作られた宮田宣也のドキュメンタリー映画,「祭の男MIKOSHIGUY」が先日ついにお披露目されました。
京橋にある試写室で行われた関係者向けの試写会。
小さな会場でしたが満員御礼でした。
監督と僕の挨拶から
映画上映にあたり,まずは監督と僕の挨拶から始まりました。
監督との出会い,なぜ映画を作ることになったのか,この映画にかける思いなどを二人で話しました。
監督に最初に会ったのは錦糸町河内音頭でした。
最初の年,ベルリンに同行してくれた下山カメラマンの紹介です。
僕が会場で焼きそばを焼いていると,
横浜から来てくれたシモさん。
「紹介したい人がいる」
そこに同行していたのがイノマタさんでした。
イノマタさんはそのあと僕の地元の祭にも来てくれて,一緒に神輿を担いだり,酒を飲んだり。
そこから神輿の魅力に気付いてくれた様なのです。
映画本編へ
映画の完成を見るのは僕も初めて。
満員の会場で,僕も中に入れるかどうか少し不安でしたが後ろの方の補助席になんとか座ることが出来ました。
年末に一応完成前の物を見せてもらう機会があったのですが,驚くほど洗練されていました。
先日レコーディングしたCHANMIKAさんの歌もオープニングで差し込まれて,始まりからかなりワクワクするものに。
会場にいる人たちが引き込まれて行くのがわかります。
会場には,題字を書いてくれた書道家,遠藤夕幻くんも。
氏神様である春日神社で彼はMIKOSHIGUYと書いてくれました。
最高のオープニングから,全国各地の祭,そしてベルリンへ。
素晴らしい構成で,僕自身とても感動しました。
涙が出たよ
上映が終わると,会場からは拍手が。
もう一度僕と監督は前に出て,挨拶をしました。
そして,今回深く関わってくれた皆さまの紹介と感想を。
題字を書いてくれた夕幻くん。
コーラスを歌ってくれた皆さま。
手ぬぐいを協賛して頂いた,染物屋の京屋さん。
明日襷の仲間たち。
カメラマンの黒田さん。
作曲家,濱田さん。
彫金師,小池くん。
一人一人,映画の撮影と製作に協力してくれた仲間たちです。
皆さんの紹介と,一言感想をいただきました。
その中には,「思わず涙が出た」との声も。
僕もイノマタ監督も,本当に嬉しかったです。
上映会のあとは,打ち上げへ
上映会が終わると,近くのお店で打ち上げです。
みんなお祭り大好きなので,飲むわ飲むわ。
大騒ぎしながら楽しい宴の始まりです。
会場では挨拶できなかった人や,僕以外の関係者で初めて会った人たちみんなと酒を酌み交わし,また感想を聞くことが出来ました。
祭の力が誰かに響き,こうやって少しでも感じてもらえたこと。
一つ一つの祭を重ねて来たことを改めて振り返りました。
監督も,プロデューサーも,カメラマンも。
こうやってみんなで集まって楽しいときを過ごすことが出来て本当に幸せです。
監督からの言葉
上映会,打ち上げが終わり家に帰ると,監督からメッセージが。
「昨日は,宮田さんと一緒にあの映画が見れて嬉しかったです。
時間はかかってしまいましたが,一緒に映画を作ることができ,満足のいく作品ができたと思っています。
この映画は宮田さんへのプレゼントだと思っています。
宮田宣也の夢を応援しています。」
命の時間を削って,監督は最高の作品を作ってくれました。
この映画が,祭の未来に必ずや良き影響を与え,日本人のこころを繋いで行くものとなりますように。