2019年6月9日,ドイツベルリンで4回目となる神輿渡御が行われました。
ベルリン最大の文化の祭典,Karneval der Kuluturen(ベルリン文化祭)にて担がれるお神輿。
ベルリンと日本で協力して進められたプロジェクトを今年も無事終える事が出来ました。
また,今年2019年はポーランドと日本の国交樹立100周年の年でもあり,在ポーランド日本大使館,商工会,ポーランド日本人会で共同主催される「ポーランド日本祭」でも神輿渡御が行われました。
ベルリン文化祭
ベルリン文化祭は1993年以来今年で26年目となるベルリン最大の文化の祭典です。
多文化共生都市であるベルリンには多くの民族が暮らしており,様々なナショナリズムとアイデンティティが混在しています。
近年では70ヶ国,5000人を超えるパフォーマーがパレードに参加し,4日間の来場者は100万人以上。
日本のお神輿は2016年から参加
ベルリン文化祭で日本のお神輿が参加するようになったのは2016年からです。
ベルリンのチーム拍連(かしわれん)が中心となり,神輿渡御を実行しています。
ヨーロッパに神輿が渡ったのは2014年の事で,最初南フランスへと渡りました。
東日本大震災で多くの支援をしてくれたフランス。
Positive Planet Japan代表の故郷,南フランスの小さな村モンレジョでお神輿は渡御される事となりました。
2019年6月ヨーロッパでの神輿渡御
2016年より4回目となるベルリン神輿渡御。
今年は,6月9日のドイツ・ベルリン文化祭での神輿渡御に加え,6月15日ポーランド・ワルシャワ日本祭,6月22日スロベニア・リュブリャナJAPANDAYでの神輿渡御が行われます。
また,宮田宣也ドキュメンタリー映画の上映会も同時に行われる事が決定しており,旅程はベルリン〜ケルン〜ワルシャワ〜リトアニア〜スロベニア〜モンレジョとなっており,総移動距離は5000km以上。
日産の協賛により,移動に関する車両を借りる事が出来ました。
ワルシャワ日本祭
ワルシャワ日本祭は,在ポーランド日本大使館,日本人商工会,ポーランド日本人会により共同主催されています。
当日は様々な日本文化が紹介され,多くの来場者で賑わっていました。
特に2019年はポーランドと日本の国交樹立100周年の年となり,この記念の年に神輿渡御を行う事が決定し,2019年6月15日,ポーランド建国以来初となる神輿渡御が行われました。
日ポーランド国交樹立100周年
日本・ポーランドは1919年3月22日,日本政府がポーランド共和国を承認する形で国交が樹立しました。
今年2019年は国交樹立100周年となり,本祭実行委員の思いにより神輿渡御は実現しました。
また当日は国交樹立100周年を祝う祝詞が岡山県備前国総社宮宮司武部一宏氏により奏上され,神事が厳粛に執り行われました。
約40名ほどの有志のポーランド人により神輿は見事に担ぎ上げられ,力強く揺れる様はとても美しく,会場を大変盛り上げていました。
柝入れはベルリンより拍連代表ランゲ由維により行われました。
使用されたお神輿
今回,ベルリンまたポーランドで使用されたお神輿は宮田宣也の祖父宮田鐘司により製作されたもので,横浜市栄区小菅ヶ谷の春日神社の祭礼で使用されていたものです。
毎年九月の第四日曜日に行われている秋季例大祭で使用されている神輿の先代のものとなり,2014年の秋ヨーロッパへと渡りました。