「祭の男」宮田宣也のブログ/明日がもっとスキになる

今,守るべき,つなぐべきこころって何だろう。祭の男,宮田宣也の祭ライフと,祭哲学について。

祭のアイデア

なぜスロベニアでお神輿が上がったのか〜日スロベニア友好関係樹立30周年(2022)〜

令和4年6月、日スロベニア友好関係樹立30周年を祝って首都リュブリャナにて日本のお神輿が上がりました。

"祭でふるさと応援"「祭エンジン」の仕組み。〜過疎化,高齢化でも祭と神社を守っていくには〜

地域の美味しいものを食べてふるさとの神社や祭を応援することができる「祭エンジン」がテスト公開されました。 深刻な人口減少,増加する災害,高齢化による後継者不足。 今動かなければ,数百年の伝統が消えてしまう地域も出てくるかもしれません。 「祭エ…

コロナで祭は中止になったりしていない〜神社と人との関係性について〜

2020年,新型コロナウイルス蔓延により,日本全国に影響が出ています。 今年のイベントや祭は全部中止!と叫ばれていますが,神社の祭に限っては中止になっているところはほとんどありません。 どの神社でも必ず祭を行なっています。 祭は何をする日なのか,…

結婚式でおみこしを/神輿と御輿の違いについて

「結婚式でお神輿を上げたい!」 たまにそんな相談を受けます。 しかし,結婚式に"お神輿"を上げることは,NOです。 お神輿は神様の乗り物で,個人のお祝いに使用することは出来ません。 しかし,神様の乗り物で無かったとしたら。 答えはYESに変わります。 …

例大祭の日,コロナで神輿が上がらなくても出来ること

一年に一度,本当に楽しみにしていた日なのでさびしい気持ちですが,神輿渡御が出来なくても,もう一度例大祭の日を見つめ直し,出来ることはないかと探ってみました。

神社清掃のススメ〜もう一度御神輿を上げるために〜

コロナ禍により,春から現在にかけてほとんどのお祭りにおいて神輿渡御が中止になっています。 しばらく再開は難しく,さびしい一年となっています。全国では今できる祭の形としてオンラインでの試みがされていたり,規模縮小しての開催となったり変化が見ら…

人生を変えるたった三つの方法〜美しい言葉,表情,振る舞い〜

何気ない日常を変化させ,輝くような未来へしていくため,僕が日常心がけている3つの方法があります。 それは,「美しい言葉を使うこと」「美しい表情でいること」「美しい振る舞いをすること」です。 極めてシンプルですが,パワフルで普遍的です。

「秋の祭り」大嘗祭,新嘗祭,神嘗祭,相嘗祭。

令和元年を迎え,皇居にて大嘗祭が行われた事が話題になりました。現在勤労感謝の日,とされている11月23日には毎年新嘗(にいなめ)祭が行われます。それとは別に,神嘗(かんなめ)祭,相嘗(あいなめさい)祭という祭もあるのです。

「まつり」という言葉。どうやって生まれた?

我々が触れ,大いに楽しみ,心待ちにしているまつり。しかし長い歴史の中で,日本人はまつりという言葉をどのように扱い,どのような意味で使われてきたのか。

神輿や祭に何の意味があるのかと問われれば,最高だからと答えたい。

全国には様々な祭があります。 神社,お寺,その他を含めれば数十万あるとされる祭。 しかしこんなにもたくさんの祭は何故今も残され,継続しているのか。 僕は祭によってたくさんの人たちのご縁と想いが重なり蓄積されて大きな力になり,さらには日々の暮ら…

日本一の祭はなんでしょう?〜日本一という誇り〜

全国に数十万あるという祭。僕自身も数十カ所参加したりしていますが,全国の祭の中で日本一の祭とは一体何なのでしょうか?

「お神輿の中に入っているものは?」保育園の子供の質問に答えて来ました。

「お神輿の中には,一体何が入っているのだろう?」 ある保育園の園児の疑問をきっかけに,都内の保育園へと出張授業をしに行くことになりました。 お神輿を持って せっかくだから,お神輿持っていきますか〜!さらにせっかくだから,神主さんも呼びましょう…

全国の祭り男たちに聞いた「あなたの一番好きな祭りは何ですか?」

全国津々浦々,様々な場所で祭りがあります。 僕はご縁あって,各所の祭りに参加させて頂いていますが,その場所の祭り大好きな人たちにいつもする質問があります。 「あなたの一番好きな祭りは何ですか? 答えは誰に聞いても同じ 驚くべき事に,答えは誰に…

地元のお祭りが終わって,今思うこと。〜祖父が亡くなってから7年,今年のお神輿は〜

2018年9月23日。 今年の地元のお祭は,秋分の日でした。 僕のいちばん大切な日。 亡くなった祖父と,一年に一度の約束を果たす日。 それが,僕の地元,産土神社である横浜の小菅ヶ谷春日神社のお祭りです。 年間に何十箇所もお祭にお邪魔しますが,地元の祭…

引き継ぐという事〜「津波なんかで,伝統を絶やすわけにはいかない」

2011年,東日本大震災がありました。 僕は南三陸町へ震災後お手伝いに行き,当時石巻市,雄勝町というところへ訪れました。 目の前にあったのは,瓦礫の山。 そして,ひっくり返ってしまった神社。 「放っておいたら撤去されてしまうこの神社の材料を使って…

僕が学生時代初めてみこしを作った時のお話〜武蔵美の卒業制作のみこしを担いで思い出したこと〜

“すごい1日だった。 ただただ、心が震えた。 すべてをかけて臨んだ神輿。 それが最高の仲間たちの手で上がったんだもの。 誰もがみんな一生懸命で。 誰もがみんな真剣で。 汗、血、涙、いのち。 そんな「人間」がここにはあった。 俺の純粋な思いが形になり、…

「インスタ映え」と「言挙げせず」の比較論

昨今,様々なイベント,観光地,お店などで「インスタ映え」がキーワードとなっています。 人気のSNSであるインスタグラムに載せるためのいい写真を撮れる事が,成功の鍵を握っているかのように言われています。 一方で,日本の古い考え方として「言挙げせず…

「日本人が大切にしてきた祭りの意味がわかった気がした」ベルリンにて

一昨年から毎年行なっている,ベルリンでの神輿渡御。 そこに来てくれたドイツ人が,一昨年と今年,お神輿を担いでくれて,日本のお祭りにも来てくれました。 「お神輿どうだった?」の質問に,彼はこう答えました。 「日本人が大切にして来た祭りの意味が少…

祭の1日を作るためには,残りの364日を考えなければいけない

祭シーズンが終わりました。 年末,年明けに向け色々と準備をしています。 1年に1度のお祭り,その一日は華やかでとても楽しいものです。しかし,現在様々な場所でお祭りが衰退しています。 その1日を継続するためにはどうすれば良いのか? それは,祭の1日…

お神輿を担ぐってどういう事?

神輿を担ぐ際,まず神主さんが神事を行います。 御霊(みたま)入れ,といって神社からお神輿に神様を移しています。 それでは,神社の中,正しくは本殿の中に何があるのか,知っていますか? 神社には拝殿と本殿がある 神社は通常,拝殿と本殿の2つからなっ…

「あなたと一緒に担ぎたいから」行くんです。

全国にご縁を頂き,様々なお神輿やお祭りに参加させて頂いています。 様々なお祭りがあって,その多様さは計り知れません。 色々なお神輿を担いで見たい,祭りに行ってみたい,と言う思いはもちろんありますが,どんな変わったことをしているとか,どんな激…

祭半纏(はっぴ)が背負っているもの〜ただの衣装だと思ってませんか?〜

お祭りの際、お神輿を担ぐ際、半纏(はっぴ)を着ますよね? なんとなく,お祭りの時に着るもの、と言うイメージがあると思いますが,実は半纏(法被)には極めて重要な意味と思いが込められています。 袖を通す時に少しだけ思いを馳せていただけると嬉しい…

お神輿を担ぐにはどうしたらいいの?

さて、先日TBSのマツコの知らない世界でお神輿の楽しさをお伝えできればと思い、出演させて頂きましたがお神輿を担いだことのない人がどうすれば担ぐことが出来るのか。例えば今年も5月に行われる浅草三社祭のような有名なお祭は,どのようにすれば担ぐ事が…

「マツコの知らない世界」出演を終えて〜僕が伝えたかったこと〜

先日10/31に,TBS「マツコの知らない世界」に出演させていただきました。 当日は渋谷にてたくさんの仲間と一緒に見ることができました。 番組を終え,さらに突き進んで行こうと兜の緒を締め直しました。 僕がこんな機会を頂き,どう感じ,何を伝えたかった …

なぜ、祭を続けなければならないのか。~守らなくてはいけないのは何か~

お祭りは毎年一年に一度の大切な一日。 本当に楽しみな日です。 その日のために、一年間かけてご縁を繋ぎ、あたため、やっとその一日を迎える事になります。 しかしふと考えると、お祭りは楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんあります。 それで…

全国の祭り仲間で飲み明かしたい〜祭りの未来は「みんなで」考えよう〜

日本には,全国どこへ行っても祭りがあります。 幸運にも,様々な地域にご縁を頂き,たくさんの熱い祭りの魂を感じています。 そして,共に各地の神輿を担ぎ,祭りを成功させた事は最高の時です。 そんな祭りを軸にした魂の交流をいつか,してみたいものです…

"I protect my island, so you protect your island"クロアチアの海で出会ったブルーノがくれた言葉

今年の6月,ベルリンとフランスでの神輿渡御を終えた後,スロベニアを訪れました。 そしてスロベニアの隣,クロアチアへも。 そこで出会った船乗りのブルーノ。 彼はガハハと笑いながら僕の目を見て大切な言葉をくれたのです。 ・ブルーノとの出会い 僕をク…

祭を愛する人に「祭行きたい」って言わないで

一年に一度のお祭り。 僕お祭りが好きなので,もちろん外へ行ってもお祭の事について聞かれます。 「行ってみたい!」 「お神輿担いでみたい!」 と言ってくれるので,日にちが近づくと連絡するのですが,その後とても悲しくなる事が多いので最近はあまりし…

都会ではお神輿は「地元の人しか担げない」んじゃなくて「地元の人は担げない」事を知っていましたか?

お祭りの華であるお神輿。 「地元の人しか担げない」と言うイメージがありますよね。 しかし実は,祭りの当日,「地元の人は担げない」と言う事がよくあります。 氏神様が乗ったお神輿を,氏子の人が担いでゆく。 それが本来の形ならば,少し意外かもしれま…

「お神輿担いだってちっとも楽しくない!」を知ることから始めよう

お祭りって楽しいですよね!僕はお神輿担ぐのが大好きです。 しかし,地域の祭りを再生しようとするならば,神輿担いだってちっとも「楽しくない」事を認識する事が最初のステップだと考えます。 それは,どう言う事なのか。考察してみましょう。 ・お祭り=…