「祭の男」宮田宣也のブログ/明日がもっとスキになる

今,守るべき,つなぐべきこころって何だろう。祭の男,宮田宣也の祭ライフと,祭哲学について。

山梨県笛吹市美和神社「おみゆきさん」に参加!高校生のマツリくんと一緒に。

先日、映画「MIKOSHI GUY 祭の男」にも登場する山梨県笛吹市の美和神社例大祭へと参加してきました。

桃と桜の花が咲く頃,桃色の浴衣を着て「ソコダイ!ソコダイ!」の掛け声でお神輿を担いで行きます。

 

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ご縁の最初は,山梨の雪害

この美和神社とのご縁を頂いたきっかけは,2014年に起きた山梨の雪害でした。

2011年に起きた東日本大震災で宮城に行っていた僕は,東北で様々な人と知り合いました。

また,全国からたくさんのボランティアの方も来ていました。

僕が連絡をもらったのは,宮城の農家さん。

「震災の時に世話になったから」

その時の恩返しに,山梨を訪れていたそうです。

“鉄人”福嶋さん!

2014年,僕は初めて笛吹を訪れました。

そこで出会ったのは,“鉄人”福嶋さん。

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福嶋さん。



なんとも元気な人で,いっつも冗談を言いながら笑っています。

福嶋さんは障害木などを伐採する空師と呼ばれる仕事をしていて,どんな高い木でもするすると登って行きます。

体は細いですが,筋肉で引き締まっています。

また,「おらんとうの森」という森の中で遊べる場所作りもされていて,子供たちを呼んでイベントをしたり,フリーマーケット,結婚式なども行われているのです。

僕も一度だけ遊びに行ったことがあるのですが,高いブランコや,ツリーハウスもあって子供たちにとっては素敵な遊び場です。

化粧と,そこだい!

美和神社のお神輿は毎年とても気持ちの良い時期に行われます。

首都高から中央道で山梨へ。

桃の花が丘いっぱいに広がってくるとそろそろ美和神社のある御坂町です。

特に今年は桃と桜がきれいに両方咲いていて,まさに桃源郷のようでした。

加えて,この神輿を担ぐ時には担ぎ手は化粧をして桃色の浴衣を着ます。

ピンク一色に彩られたお祭は本当に美しい。

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桜に囲まれた境内で、桃色の浴衣を着て担ぎます。

また、ここの掛け声、担ぎ方も独特で、「そこだい!そこだい!」と言いながら飛び跳ねるように担ぎます。

昔、信玄公が信玄堤を建築の際、それを踏み固めるように担いだのが起源だとか。

ここのお祭は「おみゆきさん」とも呼ばれます。

毎年4/15には山梨三社祭が行われて、僕らが参加しているのは二ノ宮、美和神社です。

高校生の祭くんが参加

今年は、僕の地元の横浜から新高校三年生のマツリくんが参加してくれました。

彼の名前はなんと「祭」。

先日横浜で映画上映会を行った時も司会を務めてくれました。

お母さんが昔よくお神輿を担いでいたようで,映像を見てもらうと

「今まで見たことない良い活き活きとした表情をしています」

と連絡をくれました。

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一番左が高校生の祭くん。すごくキラキラした表情で神輿を担いでくれました!

彼が祭という名前で生を受け,僕に出会ったことは意味のあることなのだと思います。

「重くて痛かったけど,本当に楽しかった!また来年も担ぎたい!」

と終わったあとキラキラした表情で語ってくれたことがとても印象的でした。

これからは次世代を意識して,さらに活動を進めて行きたいと思います。