「祭の男」宮田宣也のブログ/明日がもっとスキになる

今,守るべき,つなぐべきこころって何だろう。祭の男,宮田宣也の祭ライフと,祭哲学について。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ベルリン神輿渡御を終えて〜日本文化はファッションじゃない。伝えるべきは形じゃない〜

2016年5月15日。 ベルリン,カルナヴァールデアクルトゥーレンで,史上初の神輿が上がった。 たくさんの想いが交錯し,波となりうねりとなり当日を迎えた。 海外で神輿を上げる意味とは。 僕は明確に日本文化,とりわけ祭りに危機感を持っている。 祭りを愛…

ベルリンに神輿が上がる日

明日,ベルリンに神輿が上がる。 今日のうちに,今の気持ちを書いておこうと思う。 思えば,まさか海外で神輿が上がるなんて思っても見なかった。 神輿が海を越えた,2年前。 南フランスで神輿を上げた。 今,僕はベルリンにいる。 じいさんの神輿と共に。 …

神輿を担いでいる時,人はみなフラットになれるんです

「担ぎ上げる」という言葉がある。 一般的に,日本のお祭りで神輿が出る場合,「御霊入れ」という行事があり神様を乗せる。 そして複数人によって担ぎ上げられる。 少しそれを視覚的にどういう意味があるのか考察してみる。 神様と人との上下関係について 神…

鳥居の前で一礼しないってダサいと思わない?〜神輿をベルリンへROADTOBERLIN②〜

街を歩いている時,鳥居の前で一礼する人の姿を見たことがありますか? そしてあなたは,鳥居の前で一礼したりしていますか? その理由について,考えてみる。 鳥居,とは まず,鳥居とは何か。 鳥居は,門である。入り口。 神社は「結界」により神域が囲ま…

伝えるべき日本の風景〜神輿をベルリンへROAD TO BERLIN①〜

先日,昨年に引き続きバンコクで神輿渡御を行った。 バンコクでの神輿渡御は,文化やこころの伝達に重きを置いた。 神輿を担ぐ楽しさ,連帯感,高揚感。 形や技術にこだわらない純粋な神輿の機能を引き出そうとした。 今年,5/15。 もう一度,海外へ行く。 …

バンコクへみこしを通じて伝えたいこと〜集団エクスタシー〜

2016年2月12日〜14日。 バンコクで2回目のみこしが上がった。 「みこしって何だろう。」 その答えを探っている。 宗像大社の神主が僕に与えてくれた言葉の意味を探しに。 ・バンコクへ到着 11日,スワンナプーム空港。 飛行機を降りると,日本では忘れかけて…

タイへおみこし上げに行ってきます〜僕が海外で神輿を担ぐわけ〜

ご無沙汰です,色々ありまして滞っていました近況報告をもう一度。 明日から,もう一度バンコクへ行く。 今週末2/12~14に行われるタイジャパンエキスポで神輿を上げるために。 僕はなんのために海外へ「みこし」を上げに行くのか。 その理由を綴ってみたい。…