2018年12月23日は平成から元号が変わる前,平成最後の天長節(天皇誕生日)です!日比谷公園にて,神輿行列が行われます。
詳しくはこちら!
こちらには僕が住む茨城県つくば市から,小田の大獅子がやってきます。
さて,小田の大獅子とは一体なんでしょう?
つくば市小田
小田は,ちょうど筑波山とつくば駅の間くらいにある歴史ある地域です。
小田には鎌倉時代に栄えた小田氏の小田城趾の公園や,宝篋印塔という塔が頂上に立つ,宝篋山などがあるのどかな集落です。
小田の大獅子
小田の鎮守,八坂神社の例大祭は毎年7月の第三土曜日に行われます。
中部地区は神輿,東部地区は獅子,西部地区は山車と地区に別れて担当があります。
その中でも,今回の天長節奉祝祭にお目見えするのは大獅子!
おそらく日本一大きいと思われる大獅子を紹介します。
小田大獅子保存会
小田大獅子保存会は,大獅子が作られる小田中部の若者を中心に結成された団体です。大獅子だけでなく,地元の様々な行事を行っています。
毎年組み立てられる獅子
大獅子は頭を入れると,全長13メートルにもなる巨大なもの!
しかもこの獅子は毎年新しく作られているのです。
しかもこの獅子,一度集落では途絶えてしまったそうです。
もちろん作り方もわからなくなってしまったのですが,もう一度獅子を復活させようとの町の声から,集落の古い人からの記憶を辿り,なんとか復活する事が出来たようです。
大獅子の髪の毛,神藻(モク)
大獅子の髪の毛は,モクと呼んでいる水草で出来ています。
水草は,小田に流れる桜川で昔はたくさん採れていたようなのですが,現在は取れなくなってしまっているため遠くまでわざわざ採集へ行きます。
このモクは魔除けのお守りになるとされ,中部地区全件に頒布されます。
小田の祇園祭最大の見所,神輿との闘い!
小田の祇園祭では,中部地区の大獅子と神社のある東部地区の神輿がちょうど区の境界線でぶつかり合います。
夕方から大獅子は町を練り歩き,ついにお神輿と出会うその瞬間は大迫力!
古い街並みが残る小田のメインストリートで繰り広げられる一年に一度の瞬間です。
大獅子保存会のメンバーはこの日のために2ヶ月ほどかけて獅子を組み立てます。
祭の様子の映像はこちら
天長節奉祝祭で獅子に会える!
天長節奉祝祭では大獅子が登場!小田の大獅子が県外に出るのはこれが史上初めてだそうです。
素晴らしい機会ですね!
神輿行列では,9基の神輿の一番前を進みます。
獅子は邪を払い,神輿が歩く道を清めてくれるそうです!(本祭りでは神輿と戦っているけど)
是非この貴重な機会に,大獅子に会いにきてください!