「祭の男」宮田宣也のブログ/明日がもっとスキになる

今,守るべき,つなぐべきこころって何だろう。祭の男,宮田宣也の祭ライフと,祭哲学について。

【岡山であんこう鍋】備前国総社宮の恒例忘年会,今年も決行します!

さて,世は12月忘年会シーズン。

僕が毎年欠かさず行っている忘年会は,岡山県の神社,備前国総社宮!

竣工祭でお神輿を上げることになったご縁から,4月の例大祭,ベルリン神輿渡御,そして僕の地元横浜春日神社の例大祭で毎年のお祭りを一緒に続けてきている武部宮司のいらっしゃる神社です。

忘年会は,なんとあんこう鍋!茨城から直送です。

備前国総社宮

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平安様式で建てられた拝殿。白木が美しい

備前国総社宮は,岡山県岡山市にある神社です。

「総社」とは平安時代,律令制により各国に国司が定められた頃,納めていた地域の神社全ての神様を合祀した神社で,備前国総社宮には128柱の神様が鎮座しています。

岡山県には,備中国総社宮もあり,総社市と言う市にもなっています。

焼けてしまった社殿

実はこの社殿は,平成4年に放火にあい,消失してしまいました。

20数年の時を経て,やっと本殿と拝殿が完成しました。

僕と武部宮司の出会いは,神社完成を祝う竣工祭。

「神社完成のお祝いに,お神輿を上げたい」

その声からでした。

その思いを胸に,初めてのお神輿を上げるべくわざわざ東京まで来てくれた日が,最初の出会いとなりました。

竣工祭から,もう4年

竣工祭が行われたのは,2015年です。

その時初めてだったお神輿はもう4度渡御され,昨年は僕たちで屋根の修復を行なって美しくきらびやかに生まれ変わり,たくさんの人たちに喜んで頂きました。

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修理され、綺麗になったお神輿(2018年4月29日)

来年は5周年と言うことで,総社宮もどんどんと活性化しています。

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竣工祭の時のポスター。まだ武部さんは禰宜さんでした。

ノリで決まった忘年会でのあんこう鍋

なぜ岡山の忘年会であんこう鍋をすることになったかについてはあんまり覚えていませんが笑僕がよくあんこう鍋をするので,

「美味しいんですよ〜!是非食べて頂きたいです!」

と言いふらしてノリで開催することになって,恒例になったんじゃなかったかなと思います笑

そもそも,あんこう鍋は関東,特に僕の住む茨城でこそメジャーですが,関西では食べたことある人の方が珍しいようです。

俗に「東のアンコウ,西のフグ」と言うくらい文化が分かれています。

でも,こうやって一年に一度でもみんなで美味しいもの食べれる日があるって素敵ですよね!

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お庭の軒先に吊るしてこうやって捌きます。

アンコウ鍋を作るために

アンコウ鍋,特に「どぶ汁」と言うのですが,もともと漁師料理だったと言われる鍋があります。

船上で作るように,真水を使わないで鍋を作っていきます。

アンコウは大変水分が多い魚で,水分を足してしまうと水っぽくなってしまうのです。

それでは,一応

材料:アンコウ 10kgくらい 1匹 ぶつ切り 肝は溶かす

   大根                    8~10本 乱切り

   白菜                         2~3個

   ねぎ         あれば10本くらい

   酒          4升

   味噌         適量1kgくらい

   柚子         適量

以上です。

これを鍋にぶち込んで,グツグツ煮ると出来ます。

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大きな鍋にぶち込む!

水分は加えないと言いながらも,酒を4升も入れます笑

大きな鍋とかまどを茨城から積んでいき,神社でさばいてみんなで食べます。

楽しそうでしょ?

さて,岡山まで850kmほどありますが,ベルリン→南フランスの1800kmから比べれば半分以下なので,大丈夫です笑

岡山のみなさん,今年もよろしくお願いしま〜す!